※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。
人気エロ同人「オオサキ」のアダルト漫画です。
<全28ページ>






<全28ページ>
あれは自分である
全ての人は他人に合わせた複数のペルソナを備えているもので、この物語の主人公である少女が持つおそらくは最も両極端な面。
快活で世話焼きで分け隔てがなく、男女の友情という甘やかな幻想との境を歩むような彼女も、彼氏と快感に従順で、その最中にあって中出しすら許容し彼女自身が限界というまでセックスを繰り返す彼女も、彼女の持つペルソナの一部でしかなく、それを矛盾なしとしてわずか28ページのうちに収めている点が評価されるべきである。
学生の頃を思い出し、時が経ってもなおコントラスト強めに彩られる、淡い恋心を持ったあの子も、おそらくはこの物語の少女と同様、我々の預かり知らぬ場所で預かり知らぬ相手とのセックスに明け暮れる日々を送ったはずなのだ。
あの日、自信が持てない自分自身を倦み、そんな自分をあけすけにできず、ただ手遅れになるのを傍観していた自分へのとびきりシニカルな哀歌。
それが本作なのだ。
そして彼女は限界を超えた快感を味わった翌朝、そんな気配をおくびに出すこともなく告白した少年向けのペルソナを纏い、いつもと変わらず他愛なく会話をする。
そこに彼女の憐憫や罪悪感はない。
彼氏へのペルソナと少年へのペルソナは別のものであり、そこに感傷など存在しない。
そこに矛盾は寸毫すら生じない。
ショックを受けた主人公だったが、相手の配慮ある対応に感謝する。
しかし落ち込んだ勢いで電話をしてしまい、後悔する。
一方、その女子は別の世界で新しい日々を過ごしていた。
夏休みを舞台に、青春の甘酸っぱさと欲望が交錯する、オオサキによる感情的で官能的な作品。
切ない思春期の心情と夏の躍動感が描かれる。
”
<全28ページ>
失恋の切なさが溶ける夏休みの物語
同じクラスの女子に告白したら、あっさりフラれてしまった。
その理由は、密かに同じ部活の彼氏がいたからだということ。
フラれた直後の主人公は、落ち込みながらも相手が気まずくならないよう優しくフってくれたことに感謝する心情と、失恋した自分の行動が空回りする葛藤を抱えています。
そんな複雑な思いの中、つい電話してしまった不用意さに自分自身で呆れるシーン。
この揺らぐ心情がリアルに描かれているからこそ、読者は主人公の切実さに共感していくんですよね。
そして明日から夏休みという時間的な区切りが効いている。
新学期も変わらず仲良くできるだろうという願いと、それでもどこかぎこちなさが残るかもしれない不安が同居した状態で、物語は転機を迎えます。
作品コメントが「その頃彼女は――」と続く伏線的な書き方をしているのが秀逸で、主人公の視点だけでなく、フラれた相手である彼女側の展開がどう動いていくのか気になるところです。
失恋という青春らしい情感を丁寧に積み重ねながら、夏の日の抒情とエロスが交わる瞬間を描き出すオオサキらしい一作となっています。

